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0120-73-1410こんにちは!
今日は多汗症について記載したいと思います。
まず、多汗症とは
“普通では汗をかかないような状態でも汗を多くかきやすい傾向の人”
を表します。
これを聞いたときに普通とは?と思ったのですが、
・緊張するようなときに汗をかきやすい
・手足や脇など局所的によく汗をかく
・ぽたぽたたれるほどの汗がでる
などの症状があり、
日常生活困るなと思うときは、多汗症と考えてよいです。
汗のかきやすい部分としては、
①局所性(手のひら、頭、脇、胸、額、鼻など)
②全身性
とわけて考えます。
局所性多汗症のガイドラインによると、
「局所的に過剰な発汗が明らかな原因がないまま6カ月以上認められ,
以下の6症状のうち2項目以上あてはまる場合」
を多汗症と考えます。
1)最初に症状がでるのが25歳以下であること
2)対称性に発汗がみられること
3)睡眠中は発汗が止まっていること
4)1週間に1回以上多汗のエピソードがあること
5)家族歴がみられること
6)それらによって日常生活に支障をきたすこと
本来汗とは、体温を下げるために出るもの。
100mlの汗で体温が一度上昇するのを防げるので、
ぽたぽたたれるほど出る分は余分な汗と考えることができます。
診断基準は上記のものと、HDSS(多汗症疾患重症度評価度)
という日常生活への支障を4段階でみるもので
合わせて判断します。
日本人の10%の人は多汗症ではないかというデータもあります。
漢方をお選びする際は、
どのようなきっかけで汗がでるのかという部分も
確認するのですが、
中医学的に原因として考えられるものは
1)飲食に偏りがある(飲みすぎ、食べ過ぎ、からいもの・味の濃いものなど)
2)内熱(体の内側に熱がこもるような状態)
3)ストレス
4)疲れやすいなど元気が不足している
5)基礎疾患によるもの 例)甲状腺疾患、糖尿病、肥満etc…
などです。
該当するものはおありでしょうか?
元々の体質も原因となりますが、
現在の生活の状況などいくつかの要因が合わさって
起こることもありますので
漢方の服用と合わせて
食事や生活の改善を行っていくことでより良くなっていくことが多いです。
自律神経も影響しますので、
例えば、この時期はどうしても冷たいものも飲みたくなりますが、
◎冷たいものを飲んだり食べたりしたあとは、温かい飲み物や食べ物でバランスをとる
◎リラックスする時間も設け、しっかりエネルギーチャージ!
してみてください^ ^
西洋薬も、日常生活に支障をきたすような場合、
汗をとめるようなお薬もあります。
局所的な場合は、塗り薬
全身性の場合は、飲み薬
これらをメインに使用されます。
効き目もよいようですが、副作用も少なからず伴い、
どちらも、中止してしまうとまた汗の量が戻ってしまうという部分があります。
特に飲み薬は暑い時期、体温を下げるための汗をとめるので、熱がこもる原因になってきます。
もちろんメリットもありますので、
デメリットとなる部分もしっかり把握し、
ご自身にとってよいと思うものを選択し、気持ちよく過ごしていただきたいと思います。
漢方薬は体全体のバランスを整えていくような役割をし、
みなさんの体質に合わせてお選びしております。
副作用が心配・根本から体をよくしていきたいなど
お困りの方は、ご相談ください!
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