2024.07.15
日本伝統の土用干しから学ぶ養生法

本には夏の土用(7/19-8/6)に梅雨の間に溜まった書物や衣服の湿気

をとる土用干しという伝統的な行事があります。

昔は今ほど空調が発達していなかった時代なので

カビや害虫から守るための知恵として受け継がれてきました。

書籍に着物、梅や田んぼの水を抜いて干していたわけですから

昔の土用干しというと一大イベントだったのでしょう。

 

※田んぼの土用干し

 

人間の身体も例外なく湿気をおびやすく、湿度の高い

日本ではことさら影響を受けやすくなります。

 

高湿度下では通常よりも水分が身体に溜まりやすくなります。

また、「気」のバランスが崩れることで発汗が上手くいかず

体温調節が不十分となり体液に偏りが生じます。

これらの原因より、ネバネバとした体液が生じますが

この体液のことを「痰」といいます。

痰はむくみや頭痛、倦怠感など様々な症状の原因となります。

 

夏の土用は土用干しと同じように

身体も乾かしてくいく必要があります。

乾かすための方法としては

 

1.水分の偏りを緩和する食べ物(ほうれんそう、きゅうり、いんげん、えだまめ、はとむぎ、バナナ、スイカ)

2.利尿作用のある飲み物(緑茶やコーヒー、紅茶)

3.適度な運動で汗をかく

 

ことです。

 

中国漢方と比べて日本漢方は身体に溜まった余分な水分を取り除く

処方が多く、独自に発達してきました。

 

養生法だけで解決の糸口がつまめない場合はぜひ、ご相談下さい。

 

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