2024.10.21
知ってれば得する!?漢方処方名の由来について

日は漢方処方名の由来についてご紹介します。

 

漢方薬には葛根湯や五苓散など、「湯」「散」

語尾に付く処方がたくさんあります。

 

この意味を知っていれば服用する際の

助けになることもありますので、ぜひ一度読んで頂ければ幸いです。

 

末尾の名前には由来があり

 

葛根湯や小青竜湯などの「湯」はもともと

生薬をぐつぐつ煎じた煎じ液という意味です。

 

液体であるから服用した際の吸収が早く、したがって

効果も早いなど様々なメリットがあります。

 

こういったことから~湯と名のつく処方は粉を一度、白湯で

溶かしてから服用すると効果的です。

 

当帰芍薬散や抑肝散などの「散」

もとは生薬を細かく粉状にしたものという意味です。

 

湯にすると逃げてしまう芳香成分や脂溶性成分を

そのまま取り入れることが出来ます

 

現代は生薬を細かくするのではなく

煎じたものを乾燥、粉末化することで製品化しております。

この場合、「散料」と語尾に名前をつけます。

飲み方で薬効に影響与えることはないので、飲み方に気を付ける必要はございません。

 

六味丸や牛車腎気丸などの「丸」

生薬の粉をハチミツなどで練って丸錠にしたものです。

 

生薬の成分がゆっくりと放出されやすくなります

胃への刺激を回避したり、いわゆる現在の徐放製剤や

腸溶製剤の働きを期待したものとなっています。

 

当帰飲子や清心連子飲などの「子には

頻回にまたは少量ずつ飲むという意味が

「飲」には身体の熱や炎症を取り去ることが多い処方なので

冷たい水で服用するなどの意味があります。

 

他にも製薬メーカーの企業努力によって漢方のカプセルやゼリー、

はたまた中国では生薬エキスを注射剤に製剤化したものまで存在

しております。

 

自分で症状や体質に合った漢方薬を選ぶのが難しい方、

体質改善や自然治癒力の向上といった

日頃の健康維持目的で取り入れたい方など

ぜひ一度ご相談くださいませ。

英語・中国語・フランス語にも対応しており、海外からのご相談も数多く頂いております。)

 

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