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寒波の影響で寒い日が続いています。
雪が積もって大変な地域もあるかと思います。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
今回は漢方の観点から、冬に旬を迎える「みかん」のお話をしていきます。
皆様、今シーズンはみかんを召し上がりましたか?
つい何個も食べてしまうみかんですが、
漢方ではなんと、みかんの皮を用いるのです。
*こたつとみかんは昔からセットである*
その名も陳皮(チンピ)。日本では温州みかんの皮を干して乾燥させることで作られます。
みかんの皮なんて食べない部分を…と思った方!
実は七味唐辛子にも入っているんです!!
意外と皆様の身近なところでひっそりお役に立っているかもしれません…。
*お手元にある七味唐辛子の成分表もぜひみてもらいたい*
では、陳皮の性質についてみていきましょう。
【味】辛・苦
辛味には停滞していたものを動かす作用、苦味には体内の余分なものを除去する作用があります。
【性】温
身体を温める作用があります。
【帰経】肺・脾
呼吸器や消化器に作用します。
【効能】理気(リキ)・健脾(ケンピ)・化痰(カタン)
理気とは、気を巡らせる作用
健脾とは、脾を健やかにする作用
化痰とは、胃や呼吸器などに停滞した水を取り除く作用のことで、
消化不良による腹部膨満感や嘔気、痰が多くて胸が苦しい時などに用います。
また、陳皮の「陳」には陳旧という意味があります。
その意味のとおり、古いものの方が優れた効果があり良品とされています。
では次に陳皮を含んだ漢方薬についてご紹介いたします。
【香蘇散(コウソサン)】
胃が弱い方の風邪の初期に用いられます。
【六君子湯(リックンシトウ)】
食欲不振や消化不良などがある方に用いられます。
【抑肝散加陳皮半夏(ヨクカンサンカチンピハンゲ)】
神経の高ぶりがある方に用いられます。
今回は「みかん」について漢方の観点からお話させていただきました。
皆様がこたつでみかんを召し上がる団らんの際に、話題の1つになれば幸いです。
また、この記事をご覧いただき、お身体の気になる症状がある方がいらっしゃいましたら
ぜひお気軽に一心堂薬局にご相談くださいませ。
ちなみに…。
一心堂では陳皮の入ったオリジナル薬膳鍋を販売しております。
薬膳鍋の記事もございますので、ぜひ合わせてご覧くださいませ。
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