2021.09.01
漢方通信9月号(ワクチン接種後の発熱)

コロナワクチン接種後の発熱

 

新型コロナウイルス変異株の感染拡大が続き、不安の中で毎日の暮らしがあります。

ワクチン接種は行われていますが、若年層の接種が進んでいません。

接種予約を入れることも難しく、あせりの感情が色濃く社会に映し出されます。

今回は、「ワクチン接種後に起きる発熱(37.5℃以上)」について、漢方視線でお伝えします。

ワクチン接種後に起きる不調は、その多くが、接種翌日に最も強くなります。針を入れた部位に、強く打撲したような筋肉痛を感じやすく、痛みのため腕を上げられないかたもあります。不安に思われるでしょうが、もう一日過ぎれば痛みは軽くなります。

そして、何より不安に思うのが、熱が続くことです。発熱すれば、他のカゼと同じように、身体不調(悪寒・頭痛・倦怠感など)を感じやすくなります。接種後、37.5℃以上の発熱が、接種日~接種3日後あたりまで続くことがあります。20歳代では50%台、50歳代では30%台、70歳代では10%台の頻度で現れます。

「市販の解熱鎮痛薬で、発熱・痛みに対応してよい」と厚生労働省は記しています。しかしアレルギー症状を持つかたは、化学合成薬を服用するのに、慎重にならざるを得ません。

自然素材で解熱するものに、ジリュウ(地竜)があります。そのエキス剤・錠剤などは医薬品で、製品効能は「感冒時の解熱」です。微熱・発熱が続いているときは、ジリュウを服用し熱を抑えてください。高価な素材ですが、ゴオウ(牛黄)も、解熱のために良い医薬品です。製品効能は、「解熱、鎮痙、強心」です。特に夕刻から熱があがるときには、ゴオウを用いてください。

不安感から、ワクチン接種後すぐに、解熱薬を飲まれるかたがあります。厚生労働省もコメントを出していますが、予防的な使い方はおすすめ出来ません。ここでお知らせした生薬の解熱薬も、化学薬品の解熱薬も、発熱があってから服用してください。

漢方では、熱性感染症が身体侵入した場合の「症状と対応薬」を記した、『温病条弁(うんびょうじょうべん)』という医学書があります。1800年頃中国で記されたもの、発熱をともなう熱病対応の基本薬に、銀翹散(ぎんぎょうさん)の名前があります。その活用も考えながら、未知のウイルスからひとを守る力にしたいと思います。

厚生労働省では、「新型コロナワクチンQ&A」というホームページを作っています。ぜひ一度、ご確認ください。

 

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自分で症状や体質に合った漢方薬を選ぶのが難しい方、

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