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0120-73-1410花粉症の不調は、鼻水・鼻づまり・副鼻腔炎に
目の痛みなど、様々なものがあります。
最も多い訴えは
「鼻水が流れ出る(透明な鼻水が多量に)」ではないでしょうか。
流れ出る鼻水は、いったい何の水なのでしょう。
それは、あなたが消化により飲食物から抽出した
「今後血液になる、今後体液になる、大切な水分」なのです。
それが逆流し、鼻から流れ落ちています。
「少しの間の不調だから、鼻水が流れ出ても気にしない。我慢する」
というのは、身体にとって悪いことなのです。
流れるままにすれば、身体は衰え、
体調不良が今後続くことが予想されるからです。
(肌の潤いが失われ、機 能低下・老化のスピードが早まる/陰虚の進行)。
鼻水が流れ続けるときは、漢方薬・小青竜湯(しょうせいりゅうとう)をお使いください。
温湯で服用し「短時間 で鼻水を止める」という良い結果を待ってください。
服用により眠気に襲われることも、まずないでしょう。
人間も漢方薬も、それぞれ得意不得意があります。
小青竜湯は身体を温める薬で、「透明な鼻水が止まらない」ときに良いものです。
鼻水の黄色が濃くなったり、強い鼻づまりに移行したら、対応薬を変えなければなりません。
鼻づまり(黄色い少量の鼻水も)は、肺の炎症状態から起こりますので、セッコウ(石膏)を配合 した漢方薬を用いたいもの。
また、花の香りを包み込むモクレンなどのツボミ《生薬名・シンイ(辛夷)》を配合した漢方薬も良いものです。
漢方薬・辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)を用いたり、
漢方薬・麻杏甘石湯 (まきょうかんせきとう)を薄荷、ミントなどのハーブティーで服用する方法も良いでしょう。
副鼻腔炎や蓄膿症でしたら、まず鼻に残る膿状のものを動かし排除するため
キキョウ(桔梗)が配合され る漢方薬・排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)の使用を考えます。
場合によっては、漢方薬・越婢加朮湯 (えっぴかじゅつとう)を用いることもあります。
花粉飛散の刺激を目に受けて、
「眼球の膨張感、強い痛み」などの不調を訴えるかたもあります。
炎症状態を抑えるクールダウン薬(黄連解毒湯など)を用いながら
花粉症の逆流や身体上部の炎症の原因となる 「肝の高ぶり(春に高揚しやすい)」を抑えるための抗ストレス薬(四逆散類、加味逍遙散
なども)を併用すると良いでしょう。
さまざまな漢方薬を使い分けすることで、花粉症の苦しみを緩和したいと思います。
花粉症に苦しむかたは、 30年程前までは薬局・薬店を訪ねて治療するかたが多くありました。お勧めする漢方薬も、よく効いてくれま した。
春の不調に、泣きだしたいほど苦しんでいるかたがいらっしゃいます。
その方々に心の痛みを、自らの 痛みとして感じ、患者様に寄り添った治療を進めたいと思います。
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