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0120-73-1410漢方薬は、分類上 植物性生薬より動物性生薬の方が
効能が高いといわれています。
今回は動物性生薬の代表ともいえる
地竜について解説いたします。
【地竜とは】
地竜とはミミズを原料とした生薬で 古来より
解熱鎮痛、利尿、中風(現代では脳卒中をさす)
によいとされてきました。
主成分としては
解熱鎮痛作用を示すルンブロフェブリン
線溶活性物質であるルンブロキナーゼ が有名です。
【地竜の抗動脈硬化に関する論文】
動脈硬化度検査によって血管年齢が 実年齢よりも高いと推定された19名に
凍結乾燥ミミズエキス(地竜)含有サプリメント6ヵ月間投与
ミミズサプリメント 投与前,投与3ヵ月後,投与6ヵ月後
に動脈硬化の状態を検査機器によって評価。
※動脈硬化の内中膜複合体厚 (Intima-Media Thickness,IMT)
を基とした動脈硬 化指標である IMT-Cmax,maxIMT,プラークスコ アの計測を行った。
エコー上は、IMT が1.1mm 以上の厚みを有する部分をプ ラークとして扱うが
IMT-Cmax は、プラークを含 め,総 頸 動 脈 に お け る IMT の 最 大 値 で あ る。
maxIMT はプラークを含め、総頸動脈~内頸動脈 における IMT の厚みの最大値である。
プラークス コアは,左右の頸動脈の分岐部より末梢側(頭側) 15mm と
中枢側(心臓側)45mm の間にあるプラー クの厚みの総和である。
結果
投与前と投与3ヵ月後,投与6ヵ月後に おける、
頸動脈エコーの動脈硬化指標(IMT‐Cmax, maxIMT,プラークスコア)
およびCAVI (心臓足首血管指数)の結果を表1に示す。
全19名では投与前と比して,投与3ヵ 月後及び6ヵ月後のいずれにおいても
頸動脈エ コーの動脈硬化指標3つと CAVI のすべてにおいて、有意な改善を認めた。
図1、図2はミミズサプリメント 投与によるプラーク退縮を示すエコー像である。
どちらにおいても服用半年後にプラークの退縮が確認できる
いかがでしたでしょうか。
生薬でもエコー検査 においてしっかり確認で きるほどの効力をもっている
ことに驚く方も多いのでは ないでしょうか。
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