2024.08.17
熱中症について

こんにちは!

朝や夕方は少し涼しいと感じる日もでてきましたね。

8月7日~は立秋となり、今の時期は残暑となりますがまだまだ暑い日も続きそうです。

今日は“熱中症”について記載したいと思います。

 

まず、熱中症とは

「体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、

体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気」のことを指します。

重症度により、3つの段階に分けられます。

Ⅰ度:現場での応急処置で対応できる軽症
・ 立ちくらみ(脳への血流が瞬間的に不十分になったことで生じる)
・ 筋肉痛、筋肉の硬直(発汗に伴う塩分の不足で生じる)
・ 大量の発汗

Ⅱ度:病院への搬送を必要とする中等症
・ 頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感

Ⅲ度:入院して集中治療の必要性のある重症
・ 意識障害、けいれん、手足の運動障害
・ 高体温(体に触ると熱い。いわゆる熱射病、重度の日射病)

(参照:全日本病院協会HP https://www.ajha.or.jp/guide/23.html)

ひどい状態の際はひどい寒気がでることもあるようで油断できません。

 

暑い場所でのお仕事、イベントなどの際に気を付けることはもちろんのことですが、

◎普段の生活も規則的に整える

◎こまめに水分・塩分摂取する  

など気を付けることが大事です。

 

汗をかくときは塩分タブレットを併用したり、経口補水液を用いましょう。

人工甘味料ではミネラルや潤いが得られないので、手作りの経口補水液もおすすめ。

 

【材料】

水:500ml
砂糖:20g
塩:1.5g

お好みでレモン等の柑橘果汁

※砂糖の代わりに、はちみつでもOK。はつみつの場合は大さじ1~2。

 1歳未満のお子さんに与える場合は、はちみつは使用しないでください。

※塩は精製塩でなく天然塩をおすすめします。

【作り方】

1.500mlの水に、砂糖20g、塩1.5gを混ぜて溶かす。
2. お好みでレモンなどの柑橘類果汁を加える

 

中医学的に、味の面でも甘味・酸味の組み合わせは

「酸甘化陰」(さんかんかいん)という言葉があり、

酸味と甘味を合わせてとると、潤いを生む」と考えられるので

苦手でなければ、柑橘果汁は加えてみていただきたいです。

ぜひ試されてみてください!

 

自然のものでは、薬膳的にも旬のフルーツや野菜などもおすすめです!

スイカ桃、梨、ぶどう など

トマト、ゴーヤ、冬瓜、ナス、きゅうり など

 

これらは体を潤したり、熱を和らげるような役割をします。

桃は夏の果物ですが、温の性質があるので冷えがきになる人にもオススメ!

 

個人的には、こんなに暑い中でしっかり水分を蓄えた果物や野菜が育ち、

さらに、それらを食べることができるということがすごいことだなあと感動します。

 

夏は湿った空気→秋は乾燥した空気へと移り変わるので

今からしっかり潤いのあるものを摂り、元気に秋を楽しみましょう!

 

漢方薬は体全体のバランスを整えていくような役割をし、

みなさんの体質に合わせてお選びしております。

夏でも疲れにくい体をつくりたい、少しでも元気で過ごせるようにしたい

などご自身の身体について気になることがある方は、一度ご相談ください!

 

 

 

 

 

 

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