2024.09.06
立ちくらみや動悸~血の不足について~

朝晩や、日中も日陰では涼しく過ごしやすい日が増えてまいりましたね。

暑い日々が続いていましたが、立ちくらみ・動悸などが増えたな・・・

という方はいらっしゃいませんか?

 

汗をかくと、中医学では汗とともに

元気やエネルギー、新陳代謝などを表す「」や

栄養、ホルモン、血液などを表す「」も一緒に流れ出ると考えます。

 

暑い時期だけでなく、それ以外の時も立ちくらみや動悸があるという方は

体からの、“疲れているよー” のサイン!!

 

生理時の出血が多い方などにも出やすい症状ではないかなと思います。

 

血の不足しやすい原因としては・・・

□月経時の出血過多

□過度なストレスによる気血の消耗

□睡眠不足

□出産

□出血を伴う大けが  などです      

特に女性は毎月月経があることから、血を消耗しやすく、不足しやすいのです。

 

この、血が不足した状態のことを「血虚(けっきょ)」と言います。

 

血を消耗すると起こりやすいサインの一例として、

□立ちくらみ、めまい

□動悸

□息切れ

□つめが割れやすい

□髪の毛が抜けやすい、パサつきがひどい

□乾燥肌

□貧血

□夜目が覚めやすい、夢をよく見る  などがあります。

 

血の不足以外でも起こることがあるので、

この症状があるから絶対血虚というわけではありませんが、

あてはまる症状が多い場合は血虚の可能性大です。

 

貧血に関しても、貧血=血虚 ですが、

貧血ではないから、血虚ではないということではありません。

他の項目が当てはまるようであれば血虚と考えます。

 

みなさんはあてはまる項目はありましたか?

 

血を補う食材としては、

骨付きのチキンスープ、レバー、赤身のお肉やお魚(鰹やまぐろなど)

貝類、ほうれん草、小松菜 などがおすすめです。

 

また、

・23時~24時には就寝し、7時間ほどとる

・減らせるストレスは減らす

・胃腸に優しい食生活

(あぶらっこいもの・味の濃いものを避ける、食べ過ぎない、調子が悪い時は和食など消化によい食事)

など日常の養生も合わせて行っていくことが大切です。

 

「血」を増やすのには時間がかかります。

特に血が不足していたり、ストレスが多い時期が長かった場合は同じくらいかかることも。

 

そのため、食事でケアするにしても、漢方で増やしていくにしても

時間はかかることが多いので、すぐに諦めず長い目でみていくことが大事です。

 

血や気の元となるのは食事から!と考えるので

食事からしっかり得るためには、胃腸を整えることも大事。

 

今すでに不調がでている方は、

しっかりご自身の体も大事にしてあげてほしいなと思います。

不調を感じてらっしゃらない方は、

引き続き生活や養生で体を整え、心地よく過ごしていきましょう!

 

漢方薬は体全体のバランスを整えていくような役割を担うので、

みなさんの体質に合わせてお選びしてお作りしております。

西洋薬だけでは変わらない、体調を整えたいというような方は

ぜひ一度ご相談ください!

 

 

 

 

 

 

 

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