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0120-73-1410本日は漢方処方名の由来についてご紹介します。
漢方薬には葛根湯や五苓散など、「湯」や「散」が
語尾に付く処方がたくさんあります。
この意味を知っていれば服用する際の
助けになることもありますので、ぜひ一度読んで頂ければ幸いです。
末尾の名前には由来があり
葛根湯や小青竜湯などの「湯」はもともと
生薬をぐつぐつ煎じた煎じ液という意味です。
液体であるから服用した際の吸収が早く、したがって
効果も早いなど様々なメリットがあります。
こういったことから~湯と名のつく処方は粉を一度、白湯で
溶かしてから服用すると効果的です。
当帰芍薬散や抑肝散などの「散」は
もとは生薬を細かく粉状にしたものという意味です。
湯にすると逃げてしまう芳香成分や脂溶性成分を
そのまま取り入れることが出来ます。
現代は生薬を細かくするのではなく
煎じたものを乾燥、粉末化することで製品化しております。
この場合、「散料」と語尾に名前をつけます。
飲み方で薬効に影響与えることはないので、飲み方に気を付ける必要はございません。
六味丸や牛車腎気丸などの「丸」は
生薬の粉をハチミツなどで練って丸錠にしたものです。
生薬の成分がゆっくりと放出されやすくなります。
胃への刺激を回避したり、いわゆる現在の徐放製剤や
腸溶製剤の働きを期待したものとなっています。
当帰飲子や清心連子飲などの「子」には
頻回にまたは少量ずつ飲むという意味が、
「飲」には身体の熱や炎症を取り去ることが多い処方なので
冷たい水で服用するなどの意味があります。
他にも製薬メーカーの企業努力によって漢方のカプセルやゼリー、
はたまた中国では生薬エキスを注射剤に製剤化したものまで存在
しております。
自分で症状や体質に合った漢方薬を選ぶのが難しい方、
体質改善や自然治癒力の向上といった
日頃の健康維持目的で取り入れたい方など
ぜひ一度ご相談くださいませ。
(英語・中国語・フランス語にも対応しており、海外からのご相談も数多く頂いております。)
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