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0120-73-1410春と夏が一緒にやってきました…?
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
今回は春に増える疾患「にきび」について、漢方治療のお話をしていきます。
東洋医学では「肌は内臓の鏡」と言われています。
体の内側に原因があるために、老廃物が体の外へうまく排泄できず、肌トラブルが起こります。
では原因ごとに漢方薬での治療についてみていきましょう。
*画面の前のにきびにお悩みのあなた、必見です!!!*
【胃腸障害】
胃腸障害の際は、鼻・口の周り・首のあたりに、にきびができやすいと言われています。
こちらには、【半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ)】がよいでしょう。
半夏瀉心湯とは、黄芩(オウゴン)、黄連(オウレン)、乾姜(カンキョウ)、半夏(ハンゲ)、
人参(ニンジン)、大棗(タイソウ)、甘草(カンゾウ)の7味からなります。
乾姜にはあたためて腸の蠕動運動を整える作用、
黄連、黄芩には胃の働きを高める作用があります。
≪補足≫
にきびの原因となりうる食べ物には、
脂肪分の多いもの、甘いもの(和・洋問わず)、魚卵、カニ、エビなどがあります。
いきなり0にするのは難しくとも、摂取量を減らすと良いでしょう。
【便秘】
便秘の際は鼻の横あたりに、にきびができやすいと言われています。
こちらには、【三黄瀉心湯(サンオウシャシントウ)】がよいでしょう。
三黄瀉心湯とは、黄連、黄芩、大黄(ダイオウ)の3味からなります。
大黄にはお通じをつける作用があります。
またいずれの生薬にも炎症を抑える作用があります。
【生理周期の乱れ】
生理周期の乱れの際はあごあたりに、にきびができやすいと言われています。
こちらの場合には、【桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)】がよいでしょう。
桂枝茯苓丸とは、桃仁(トウニン)、牡丹皮(ボタンピ)、芍薬(シャクヤク)、
茯苓(ブクリョウ)、桂皮(ケイヒ)の5味からなります。
桃仁、牡丹皮、芍薬には血行をよくする作用があります。
また、便秘を伴う場合には、【桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)】がよいでしょう。
桃核承気湯とは、桃仁、大黄、芒硝(ボウショウ)、桂皮、甘草の5味からなり、
血行をよくする桃仁とお通じをつける大黄と芒硝が含まれています。
*ご紹介した漢方は一例となります。
皆様の症状や体質によって、適する漢方は異なりますので、服用の際は一心堂薬局へご相談ください。*
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今回は「にきび」の漢方治療についてお話させていただきました。
皆様の周りの、にきびでお悩みの方へ、この記事が参考になれば幸いです。
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