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0120-73-1410腎臓の働きである、尿として老廃物を排泄すること、水や電解質を調節することができなくなる状態を腎不全といいます。腎不全には急激に起こるもの(急性腎不全)と、徐々に腎機能が低下してくるもの(慢性腎不全)とあります。
急性腎不全は、主に心疾患により血液量が減ることで、腎臓に血液が流れてこなくなることでおこるもの、腎炎など腎臓を原因としておこるもの、尿路系の異常により、尿路障害から尿の流れが止まっておこるものとあります。慢性腎不全は、慢性糸球体腎炎や糖尿病性腎症からが大部分を占めます。
慢性腎不全においては徐々に腎機能が低下してくるので、老廃物が排泄しなくなり、尿素窒素(BUN)やクレアチニンといった数値が上がってきます。初めの頃は自覚症状があまり見られませんが、腎不全が進行していくと尿から排泄されるべき老廃物が体内に蓄積して、尿毒症がおこります。老廃物が体から排泄されないため、体に様々な症状があらわれます。
治療の基本は、食事療法であり、血圧を管理していくことになります。
血液を濾過し、老廃物を尿と共に排泄する働きをもつ大切な臓器が腎臓です。
腎臓の主な病気の中に腎炎があります。急性腎炎、慢性腎炎があります。どちらも濾過器の糸球体に炎症が起きる疾患です。慢性腎炎は、急性腎炎から慢性化したものや、免疫の異常が関係しているものなどいくつかに分類されますが、長期に持続するものをいいます。症状は、血液の濾過機能が障害されるために尿量が減少してむくんできたり、血尿や蛋白尿がおこります。また、慢性腎炎は腎機能が低下してゆくと腎不全に至ることもありますので気をつけなければいけません。
一般的に膀胱炎というと細菌性のものをいい、大腸菌などの細菌が膀胱内に侵入することで炎症を起こした状態をいいます。とくに女性は尿道が短いこともあり、男性に比べて膀胱炎にかかりやすいようです。症状は頻尿、排尿痛、残尿感などで血尿や尿が混濁することもあります。またせっかく治ったと思っても再発をくり返す場合もあります。
細菌性でなく冷えや血流障害、疲労によっても膀胱炎様症状は起こります。そのほか神経性による頻尿もよくみられます。治療には、細菌性の膀胱炎には抗生物質や抗炎症剤を用いるのが一般的です。
中医学では、頻尿、残尿感、排尿痛をふくめて漢方では 「淋(りん)」 といって、細菌性・非細菌性をとわず、膀胱炎は淋証として治療していきます。排尿痛などの状態や、冷え、疲労、神経性などをみて、炎症があり痛みをともなえば「熱淋」、疲労によるものであれば「労淋」、冷えであれば「冷淋」といったように、それをみきわめて、それぞれにあった漢方薬を処方していきます。
ただ大部分は細菌性であるので、抗生物質の治療が早いかと思われます。けれども非細菌性のもの、細菌はなくなったのに症状の取れないもの、何度もくり返すもの、膀胱神経症状が残るようなものには漢方薬を試みるのがよいでしょう。
一般的に男性は年をとってくると、若い頃に比べて尿が出にくくなります。その原因の中でもっとも多いのが、前立腺肥大症です。前立腺は膀胱のすぐ下にあるクルミぐらいの大きさの臓器で、精嚢と一緒に精液をつくる役目を果たしています。そして、この真ん中を通っているのが尿道です。年をとるにつれて、前立腺はだんだん肥大していきます。そのために尿道が圧迫されて、尿が出にくくなります。
尿流率は自分で測ることもできます。トイレに、秒針つきの時計と計量カップを用意しましょう。計量カップは、紙コップに自分で100mlと200mlのところに目盛りをつけるのでも十分です。さて、紙コップに排尿して、出始めから出きるまでの時間を測ります。そして、尿の量を排尿の時間(秒)で割ります。たとえば、200ml排尿するのに30秒かかれば、200割る30で6.7。つまり、1秒あたり尿が流れる量(平均尿流率)は6.7mlというわけです。この数値以下なら、前立腺肥大症の可能性ありです。
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