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0120-73-1410関節リウマチは、年配の方に多い関節の病気と思いがちですが、実は30代~50代の女性によく見られる病気です。
原因は分かりませんが、自分の免疫が自分の細胞を攻撃する「免疫異常の病気(自己免疫疾患)」であることが知られています。 関節が腫れたり、痛くなったりなどの関節症状がメインで、なかでも朝起きたときに関節がこわばって動かせなかったり(朝のこわばり)、症状が左右対称に現れたりするという特徴があります。関節症状のほかには、微熱、筋肉痛、疲労感、食欲不振といった、風邪に似た症状が現れます。関節リウマチは、年配の方に多い関節の病気と思いがちですが、実は30代~50代の女性によく見られる病気です。全国に60万人の患者がいると推測されています。
原因は今のところ分かっていませんが、自分の免疫が自分の細胞を攻撃する「免疫異常の病気(自己免疫疾患)」であることが知られています。免疫細胞が自分の関節を攻撃してしまうのです。 症状は関節が腫れたり、痛くなったりするなどの関節症状がメインで、なかでも朝起きたときに関節がこわばって動かせなかったり(朝のこわばり)、症状が左右対称に現れたりするという特徴があります。関節症状のほかには、微熱、筋肉痛、疲労感、食欲不振といった、風邪に似た症状が現れます。
薬物治療・・・関節リウマチと診断された場合は、「抗リウマチ薬」という免疫を抑えたり、調整したりする薬を使って治療をしていきます。 痛みが和らがないときは、痛み止めやステロイド薬を用いることもあります。 最近の研究では、早期に抗リウマチ薬を使った治療を始めると治療効果がよく現れて、症状がなくなる(寛解)ことが分かっています。
さらに2003年からは関節リウマチに劇的に効く「生物学的製剤」という治療が保険の適応になっています。 費用が高いうえ、感染症を起こしやすいなどの問題などもありますが、 抗リウマチ薬だけでは症状や関節の破壊を抑えられないときは、これらを用いた治療を行います。
手術・・・治療をしないでそのままにしていたり、治療がうまくいかなかったりすると、 関節がどんどん破壊され、変形が進んでしまうこともあります。 そうすると歩行が困難になったり、箸が持てなくなったりするなど、日常生活に支障をきたしてしまうことがあります。 その場合は、壊れた関節を人工の関節と取り替える「人工関節置換術」などの手術が行われます。
リハビリテーション・・・関節リウマチの症状があると、つい関節をかばってしまいがちですが、 動かさないでいると、次第に関節が硬く、動かなくなってしまいます。 また関節を動かす筋肉も落ちてしまいます。 そこで、ゆっくり関節を回す運動や等尺運動を、体が温まっているお風呂上がりなどに行うことが大切です。 ただ、そのやり方や行う上の注意点に関しては、専門医の指導をあおぐようにしましょう。
関節リウマチの治療法は劇的に進歩しましたが、その一方で、なかなか症状が改善せず、関節の痛みをずっとがまんしている人たちも少なくありません。とくに新しい薬が登場する前から関節リウマチを患っている方の場合、症状がこじれて、関節破壊が進んでしまっていることが多く、西洋薬や手術だけでは解決できない場合もあります。そういったときに長年持ち続けた症状を和らげて、不自由だった生活を改善させるために用いられるのが、漢方薬です。漢方薬単独で使うというより、抗リウマチ薬などと併せて使っていくケースがほとんどです。漢方薬の場合は、抗リウマチ薬と違い、「関節リウマチ=○○(漢方薬)」という使い方をしません。同じ関節の痛みや腫れでも、その人の体質(虚・実)や痛み具合、腫れの状態などを考慮して、適した処方が決まります。
また、関節リウマチを患っている人は「気・血・水(き・けつ・すい)」の気が不足する「気虚」という状態になっていることが多く、それによって疲労感や冷えなどの諸症状が出ていることがあります。そこでそれらの症状をとるために、気を補う漢方薬が用いられます。
関節とは骨と骨の連結部分のことです。骨の先端には軟骨があり、骨に栄養を与えたり、クッションの役割を果たしたりしています。また、関節は関節包という袋に覆われ、その中の関節液という粘液があり軟骨を守っています。さらに関節の周囲には腱や筋肉が存在しています。こうした軟骨や腱、筋肉などに問題がなければ、関節がスムーズに動きますが、どれか一つでも問題が起きると関節に痛みが出たり、場合によっては動きが妨げられたり、腫れたりします。関節の痛みを起こす病気は、変形性関節症、関節リウマチ、痛風、骨のがんなどいくつかありますが、多くは使い過ぎや加齢による変形性関節症です。
関節の痛みには捻挫や打撲、風邪などによって一時的に痛むものと、慢性的に痛むものとがあります。関節が慢性的に痛む病気は、変形性関節症、関節リウマチ、痛風、関節炎、骨のがんなどがあります。その多くは使い過ぎや加齢によって軟骨がすり減ったり、関節そのものが変形したりして起きる変形性関節症です。関節痛のうち、膠原病や痛風など、全身の病気で関節に症状があることが分かった場合、病気そのものに対する治療を優先し、痛みがひどい場合は痛み止めなどを用いて、痛みを取る治療を行っていきます。一方、変形性関節症の場合、痛みを止める薬を飲んだり、貼り薬や塗り薬を使ったり、痛む関節を温めたりする治療が行われます。 膝や股関節が痛む場合で、太りすぎが原因の一つだと考えられる時は、減量をしてもらいます。
サポーターやテーピングなどで、関節をサポートするのも有効です(方法については、専門医の指導をあおぎましょう)。
漢方には「気・血・水(き・けつ・すい)」という考え方があります。関節の痛みはこのうちの水の異常、「水毒」を呈しており、その原因として気の異常や血の異常が起きているととらえています。そこでまずは水毒を改善させる「利水薬」というタイプの漢方薬が用いられます。利水薬にもいろいろあるため、その人の体質や関節の症状、そのほかの全身症状などをみながら、適した漢方薬が処方されます。
脊髄の通っている脊柱管が狭くなり、神経が慢性的に圧迫されている状態をいいます。狭窄の原因としては、椎間板ヘルニアや変性すべり症、加齢にともなう椎間板、椎体、椎間関節や椎弓の変性によるものが挙げられます。そのため、負担のかかる腰部に多く見られ ます。この他、外傷や先天的な骨の形成不全によっておこる場合もあります。神経が圧迫されることで、狭窄のある部分の痛みや、下肢の痛み、しびれ等が出ます。腰部の脊柱管狭窄の特徴的な症状として、歩いたり立ち続けたりしていると、下肢に痛みやしびれが出て歩けなくなり、暫く休むと症状が無くなります。
神経根が障害されている場合は、下肢やお尻の痛み(時にしびれ)が出ます。馬尾神経が障害されると、下肢やお尻にしびれやだるさなどを感じたり、頻尿などの排尿障害や排便障害をきたすこともあります(馬尾症候群)。また、神経根と馬尾神経の症状が混合している場合もあります。ごくまれに、腰部のほか頸部や胸部など広範囲におよぶ脊柱管狭窄症があります。その場合は、四肢や体幹の痛み、しびれや筋力低下、四肢の運動障害、間欠性跛行や排尿障害、排便障害をきたすことがあります。
漢方で、ある程度の痛みを緩和させることができます。
腰痛は人類が直立歩行するようになって悩まされるようになった宿命的な病といわれます。単に筋肉の疲労であったり、打撲、外傷、骨粗しょう症、腰椎の変形などからもおこります。また、すい臓や肝臓、消化器系の病気や、結石、婦人科系疾患、心因性によって腰痛がおこることもありますので注意が必要です。
昔は肉体労働者に多い腰痛といわれますが、現代では生活様式も変わり、たとえば立ち仕事やデスクワークであったり、運動不足、肥満、エアコンの効きすぎなどが一般的にみられるので、老若男女どのような人でも腰痛に悩まされています。また痛むだけでなく、しびれが連動し、生活に支障をきたすこともあります。現代医学による治療にはこれといった決め手がないのが現状です。鎮痛剤の使用や神経ブロック、牽引や体操といった理学療法、手術療法などが行われます。
外因性や内因性によっても異なりますが、腰痛の漢方治療においては、どうゆうときに痛むのか、どのように痛むのかを確認することがポイントになります。たとえば物を持ったとき、体を曲げたときに痛むですとか、冷えると痛む、湿度が高いと痛むなど、気温や天候に左右されて痛むケースも多くみられます。またピリッと痛む、キリキリ痛む、重くシクシクと痛むなど痛み方も様々ですし、しびれを伴うこともあります。そして体質として冷えや血のめぐり、水毒はないかを観察したうえで、漢方薬を選択していきます。
痛みが移動するものを風(ふう)、冷えをともなうものを寒(かん)、重く鈍痛であるものを湿(しつ)といい、風寒、寒湿、風寒湿といったように組み合わさって現れやすい性質があります。これらは気温や天候によって左右されるような腰痛の人に多くみられます。
外傷やぎっくり腰の腰痛は血のめぐりが悪いことがあります。刺すような激しい痛みが特徴で、多く再発をくり返します。肩こりや頭痛、女性の方ですと、婦人科系の疾患をともなうこともあります。足腰がだるく冷えるような方の腰痛は、老化にかかわる臓腑である腎の元気が衰えていることが多いようです。耳が遠くなったり、頻尿、夜間頻尿をともなうことがあります。骨粗しょう症の方にも当てはまるかと思います。その方に合わせた漢方薬で痛みが徐々に緩和されていきます。
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